-
Student days
ひと言でいうなら「標準的」な少年時代
子どもの頃は、特別なことをしていたわけではなく、常に友人に囲まれ楽しいことに没頭していました。野球やサッカーに明け暮れ、帰りに駄菓子屋に立ち寄って帰る…そんな毎日でした。しいていうのであれば、外で遊ぶ反面、図工やプラモデルづくりに黙々と没頭することも大好きで、夏休みに描いた絵が表彰されたこともありました。今思えばこれも手先の器用さや、ものづくりを得意とする集中力にも生きていると思います。
勉強もスポーツも人並みにこなす、いわゆる「標準的」な子どもでしたが、1つだけ得意なことがありました。それは「友達が多いこと」です。実はこの友達の多さは、ホームネックス自慢の「仕事のキレイさ」にも繋がっています。
人に出会い、何事も経験!と思える価値観の
基盤となった学生時代中学までは部活にも入り、遊びやスポーツに全力投球でした。しかし高校時代になると、部活よりも働いて稼ぐこと、自分で稼いだお金を使ってどう楽しむかに青春時代をささげるようになっていきました。高校、大学時代に経験したアルバイトは数え切れません。新聞配達、スーパーの裏方、引越屋さんにゴルフ場の球拾い…
ひとつのアルバイトや仕事に専念してその道を極めることも素晴らしいと思います。しかし、わたしはこうして学生の頃からたくさんの仕事や人に触れたことが何よりの財産になり、その後の仕事にも影響を与えたという意味で、この学生時代の経験がなんでもないことのようにみえてとても重要であったと思います。
-
Genius?
人との縁で出会えた建築の仕事、「天才!」と
褒められ天職かも?と自信を持ちました学生時代が終わると、わたしも人並みに企業へ就職しひとりの社会人になりました。しかし、大きな組織に属して決まったルールのなかで仕事をすることは自分の性に合わないと感じてしまいフリーターに。「何がしたい」と決めて会社をやめたわけではなかったため、これからどうしていこうか?と考えていたときに、現在のリフォーム業との出会いが訪れます。人との縁が結んでくれた、親方との出会いによって見習いとして建築の世界に飛び込みました。
通常、見習いといえば失敗ばかりを繰り返したり、怒られて成長したり…というイメージですが、わたしの場合もちろん失敗もしましたが周りの職人さんから「天才じゃないか!」と褒められることが正直多かったです。(笑)
しかし失敗がなかったわけではありません。ちょっとした不注意でケガをすることもしょっちゅうでした。そして、せっかく綺麗に貼られているクロスに資材をぶつけて傷をつけてしまい、直したり謝ったりすることもありました。
でもこういった失敗を「まぁいいか」とせず、しっかり謝る・直すという細やかなところへの気配りや正直さを親方から教わったおかげで今があると思っています。
-
Overcame
ひとりでなんでもやれると思っていた独立直後
建築業界で仕事をはじめて数年、わたしにも「独立」という転機が訪れます。きっかけは家族を持つようになったことでした。それまでは親方のもとで仕事をこなしていただけだったので、自分で仕事を得ること、交渉することは経験になく、初めてのことに苦戦することばかりでした。納期が迫っているものもひとりで対応するしかすべがなく、徹夜をして現場を掛け持ちすることも。ただそのなかでもちょっとした気の緩みから仕事への細やかな気配りを疎かにしてしまったことがあります。それはお客さまにご迷惑をかけたというよりも、お客さまがご購入されたマンションにお住まいの住民の方へのご迷惑でした。
わたしたちの仕事は、お客さまから依頼があったものだけをご提供すれば良いのではなく、お客さまが今後幸せに過ごせる「暮らし」を提供しなければいけません。そのためには、今だけではなく未来のことも考え、広い視野をもってその住まいに関わる全ての人への配慮を欠かしてはいけないのです。これからは多くの失敗からの学びや知らず知らずのうちに学んだことを振り返りながら仕事をするようになりました。かつて「天才だな!」と褒めていただいた器用さを武器に、また親方から学んだ細かなところへの徹底ぶりは今も貫き通しています。
職人さんの仕事を見て「せっかくキレイにリフォームするのだから、もうちょっと繊細な作業をしてほしい」と思った時は遠慮なく伝えます。しかし、コミュニケーションを大切にし、誠意を持って対応することで、それは一方的な指示ではなく「一緒に良いものをつくりたい」という思いとして届くようになりました。
このように今までの経験を全て無駄にすることなく、今の仕事に繋げているからこそ徐々にお客さまをはじめ、職人さん、不動産会社さまとも絆が生まれ、多くのご紹介をいただきながら仕事ができていることを日々ありがたく感じています。
-
Connection
良い仕事をするために必要なことーそれは“職人とのつながり”
無理をしてなんでもひとりでこなす仕事には限りがあります。さらにはそれによって満足な仕事ができないようなことがあれば困るのはお客さまです。
数々の経験や苦労のなかでそれに気付けたことにより、学生時代から今までに培ったコミュニケーションを大切にする仕事を心がけるようになっていきました。安請け合いを良いこととはせず、できないことは正直に伝え、代わりのアイデアを提供したりお願いをすること。職人さんとのお付き合いをその場限りのものとせず、信頼関係を築くために自ら歩み寄ること。横の繋がりを大切にして人との輪を広げていくことが仕事には大切なことだと考えています。
良い仕事をすること、人の輪をさらに広げることが
今後の使命今後も今までに培った技術やご縁を大切にしながら、良い仕事を行うことでたくさんのお客さまのご要望・予算に寄り添いつつ、生活を豊かなものにするお手伝いをしていきたいと考えています。
また、自分が経験してきたことは唯一無二のものだと自信を持ち、これを自分のためだけでなく人に繋げていきたいです。そのためには、事業展開を行い新しい仲間と共にチャレンジを続けていかなければいけないと考えています。